Rust APIガイドライン (非公式日本語訳)
これはプログラミング言語RustのためのAPIデザイン上の推奨事項をまとめたものです。 大部分は、Rustエコシステム内の標準・非標準ライブラリを構築してきた経験を元に、 Rustのライブラリーチームによって執筆されました。
これはあくまで指針です。 項目ごとの充実度には差があり、今後の加筆修正が必要となっている曖昧な部分もあります。 Rustのクレート開発者は、ここから使えそうな内容を選び取り、 イディオマティックで相互運用性の高いライブラリを開発する上での重要な検討事項とするべきです。 また、このガイドラインは義務的に従わなければならない基準とされるべきではなく、 あくまで従わない場合に比べエコシステム内の他のクレートとのより良い相互運用が達成できるような 物となっています。
このブックはチェックリストと各項目の説明に分かれています。 チェックリストは簡潔に全項目をまとめたものです。 クレートのレビューを行う際に、ざっと目を通すのに使えます。 残りそれぞれの項目に関して章分けし、詳しい説明を行っています。
APIガイドラインへの貢献に興味がある場合、contributing.mdを参照し、 Gitterチャンネルに参加してください。